「弱者男性」が何かと話題になる現在、男性の独身率が年々増加している。
直近の調査では、男性の生涯未婚率(=50歳時点で一度も結婚をしたことがない人の割合)は24.2%と4人に1人が生涯独身というデータが出ている。
さらに、2030年には男性3人に1人が生涯独身になると言われている。
(ちなみに、生涯独身率は女性より男性の方が圧倒的に高い)
ゼクシィの有名なキャッチコピーが頭をよぎる。
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、それでも私は、あなたと結婚したいのです」
結婚しなくても幸せになれる時代、か・・・
・・・本当にそうだろうか?
私は現在30代の独身だ。はっきり言って、独身のまま迎える将来がとても怖い。
夜ベッドで目を瞑ると、独身男の末路を想像してしまって怖くて眠れなくなることが多々ある。
結論を言う。独身の弱者男性の末路は悲惨だ。
(引用:漫画ルポ 中年童貞)
マジで将来こうなりかねない。
その悲惨さを下記で見ていきたいと思う。
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マンガ・2ちゃんねるにみる独身 弱者男性の末路の悲惨さ
独身のまま中年になった弱者男性の孤独さといえば、以下のマンガの一コマがとても有名だ。
このマンガを見るたびに胃がキュッとなる。
このままだと遠くない将来、自分もこういう人生になってしまう可能性が高いからだ。
かつて時間を共にした同級生たちは多くが結婚し、家庭を築き、子供たちに囲まれながらたった一度きりの人生を過ごしている。
それを考えると・・・それと比較してしまうと・・・自分の人生ってなんなんだろうか?
たった1回しかない人生なのに。こうして1人で悩んでいる間にも少しずつ、たった一度の人生が減っていく。そんなことを考えていると、夜も眠れなくなってしまう。
たった一度きりの人生が、何にもないまま減っていってしまうのが怖い。
そんな先日、下記の2チャンネルのスレッド「独身37歳男性がこの週末を振り返りたい・・・【独身末路】」を読んでしまって、ますます胸がザワザワしてしまった・・・。
独身37歳のリーマンが、自身の寂しく虚しい独身生活を淡々と振り返っている。
以下、いくつか引用する。
彼女がいた。でも、結婚はまだまだ先だと思ってた。その彼女と別れた。すぐ新しい彼女ができた。結婚なんて考えてなかった。その繰り返し、今思えば、それが何周かできたことが奇跡だったんだ。いつの間にか、結婚をしない理由を探すようになった。誰にも結婚しろなんていわれてないのに。自分が、今結婚していたらどうだろう。仕事が遅くてもいい、
夜、飲みに行ってもいい、内緒で女の子のいる店に行ってもいい、だけど、こうして夜中一人で寒空を歩いているだろうか。一刻も早く家族に会いたくて、タクシーに乗っているのではないか。
いま俺は、誰も待っていないアパートに焦ってタクシーで帰りたくはない。
眠りに入る瞬間はいつもゾッとする。
説明しようがないけど、ゾッとしながら眠って、嫌な夢を見る。おきる瞬間もゾッとする。ゼエゼエ息をするくらい焦ってる。時計見ると10分も経ってない。独身は気楽でいいな、とか
金があっていい、とか、趣味に時間が使えていいな、とか言う奴はいるけどこのたったの10分で、もう何もかも嫌になって、
自分の人生を否定できることが何度も何度もある。この地獄の10分を知らないから、みんな好き勝手なことが言える。
一人で夜をすごせるのか、無理だ。
誰かを誘おう。
同級生にメールをする。
みんな子持ちだ、当然無理だ。「また今度な」と返信。「今度」がくるわけない。
子供や嫁さんより、この独身37歳のオッサンを優先する日が来るわけがない。
友情や思い出も関係ない。みんな今を生きているんだ。
もうなにもかもがいやだ。
おれはなんでここにいるんだろう。
ソファにねっころがって泣く。
ロードバイクも、アニメのDVDも、タブレットも、どれも全てなにも自分の生活を変えなかった。
結婚は負債だの、独身は勝ち組だの、誰か先頭に立って主張したわけじゃない。
結局は独身の自分の言い訳に、都合のいい情報を探してたら
目に付いただけなんだ。
明日一日が重くのしかかる。
30歳くらいのころは、毎週のみになんて行ってなかった。
趣味も、自分にはいくらでもあると思ってた。
スポーツも、グルメも、アニメも、旅行も、全部楽しむためには
嫁なんかいらないと思ってた。
しかし、35歳くらいのころに
自分の喜怒哀楽も五感も全て鈍っていることに気付いた。
一人で楽しむためには、まず一人の感覚が鋭くなきゃ成り立たない。
なにやっても楽しくないような奴を楽しませるために人生送ってると思うと、辛すぎる。
他人とかかわりがないと、自分のためだけには人生は長すぎると思う。
とにかく、男には結婚しなくてもやっていける
力強さと生活能力があるんだろうけど、
実際やってみると家族があったほうが長続きすると思う。
俺はもう、こんな生活嫌だ、
生涯独身男性の寿命は66.3歳という衝撃的なデータが出ている。
既婚男性の平均寿命が81.3歳なので、独身男性の寿命は突出して短いことが明らかになっている。
その理由については下記記事「一生独身男性を襲う尋常じゃない孤独には絶対耐えられない【生涯独身孤独死確定】」で詳しく書いたが、一言で言うと、やはり独身男性は孤独に殺されるのだ。
さらに、独身男性の自殺率の高さはもはや社会問題と言っていいレベルだ。
未婚男性の自殺率の高さはもっと社会問題として取り上げられてもいいと思う。 pic.twitter.com/XOLxUotqiv
— すもも (@sumomodane) November 28, 2021
(上記ツイートより引用)
上記のデータを見ても、未婚男性の自殺率が突出して高いのが分かる(ちなみに離婚して独身の場合は「未婚」には含まれない)。
これも、日本の未婚男性の幸福度の低さが世界的に見ても低すぎることが影響しているだろう。これほど未婚男性に厳しい社会というのもなかなかないものだ。
独身で本当に幸福な奴っているのか?
このように、独身の孤独や寂しさに苦しむ弱者男性たちには、一つの共通点がある。
かつては「結婚なんてしなくてもいいと思っていた」ことだ。
「結婚は負債だの、独身は勝ち組だの、誰か先頭に立って主張したわけじゃない。
結局は独身の自分の言い訳に、都合のいい情報を探してたら目に付いただけなんだ」
上記のスレ主のコメントに全てが集約されている。
スレ主は37歳。まだ若い方だろう。
40代〜50代になって独身のツラさに苛まれる人たちは、多くが30代の一番大事なときに「趣味があれば一人で生きていける。一人の方がむしろ気楽だ」と早々に結婚を諦め、自己防衛本能で女性を嫌い、結婚しない自分を正当化してきた人たちだ。
グラフを見れば分かるとおり、未婚男性は年を取るごとに生きづらさに直面していく。30代より40代、40代より50代の方が自殺率が上がっていくのだ。
独身の本当のツラさは、40代〜50代の「もう本当に取り戻せない年齢」になってからが本番だというのに・・・。
中年の独身男性が結婚しない理由
”しない”のではなく、”できない”のだ。
男というのは残念な生き物で、自分が年齢を重ねても好意を抱く女性の年齢層が変わらない。女性なら自分の年齢に比例して概ね同年代の異性に好意を抱けるが、男性は30代になっても40代になっても50代になっても、20代くらいの若い女性がずっと好きなのだ。
つまり男は、年齢を重ねるごとに理想と現実のギャップがどんどん広がっていく。
20代からアラサーくらいの容姿的に好みの女性と結婚するには、相当な金持ちやスターでない限りは35歳くらいが限界だ。35歳を超えると自分の手の届く女性の年齢も上がり、自分の理想とする結婚相手像からかけ離れてしまう。
結婚はしたいけど・・・
こんなBBAしかいないんじゃ独身でいいわ・・・。
この結論しか見出せず、結婚を諦め、生涯独身が確定してしまうのである。
一言で言って、絶望である。
自分が付き合いたい若い女性からは見向きもされず、むしろそんな姿勢でいるから同年代の女性からも近寄られない。誰からも好意を抱いてもらえなくなる。
そこまで追い込まれた中年男性はどうなるか?
結婚しない(できない)自分を正当化するため、女性という生き物を嫌悪し、結婚なんてクソ喰らえという考えを持ち始めるのだ。
「今の時代に、女のATMになってまで結婚する価値なんかあるか?w」
みたいなスタンスの独身男性はネットにゴロゴロいるだろう。
そして、見るに堪えない悲惨な中年男性へと堕ちていくわけである。
引用の漫画「漫画ルポ 中年童貞」は、独身の中年童貞たちの醜さと悲惨さを取材したルポを漫画化したものだ。
ルポなので、どの中年も実在の人物の半生をエピソード化したものである。
これでもかと”ヤバい中年童貞”が登場してきて、読むだけで「絶対にこうはなりたくない」と強く思えるので、危機感を持つために全ての独身男性は読んでおくべきである。
(Amazon:漫画ルポ 中年童貞)
35歳〜アラフォー以上の独身男性は本当に結婚できないのか?
国勢調査によると、35歳時点で独身の男がその後に結婚できた確率は3%という絶望的な数字が発表されている。
勝率3%という数字は・・・諦めるには十分すぎる威力がある。
しかしだからと言って、35歳までに結婚できなかったら97%終わりなので試合終了で終わらせるのは、まだ早いと思う。なぜなら、35歳以上になると真剣に結婚しようと活動する人が激減するからである。
つまり「35歳以上の全人口」が分母になると3%だが、「35歳以上だけど諦めずに婚活に動いた人」を分母にしたら3倍くらいの10%にはなるんじゃないだろうか(ただの勘だが)。
もう少し、深掘りして真剣に考えてみよう。
35歳以上の男性の結婚率が急激に下がるのは、主に以下3つの理由が考えられる。
- 結婚を諦めた(もう動いてすらいない)
- 理想と現実のギャップが埋められない(相手に対して)
- 出会いがあまりにもない
それぞれの要因について見ていこう。
1. 結婚を諦めている
すでに生涯独身の人生を受け入れてしまっている人。
経済的に余裕がない人が多く、低年収・非正規社員・フリーターという社会的コンプレックスがますます結婚を諦めさせる。結婚も、人生も、もう一発逆転は不可能だろうと諦めてしまった人たちだ。
この人たちは完全に諦めモードで、恋人探しのための活動すら一切しないので、当然ながら結婚は難しい。意識を変えない限りは。
2. 理想と現実のギャップが埋められない
もう自分はアラフォーになってしまったのに、いまだに20代の若い女性しか好きになれない人。若いときになまじモテて女遊びをしていた人ほど、このギャップに苦しみやすくなる。
自分がどんどん年をとっていくのに、好きになる女性の年齢層が変わらないと、そのギャップは年々拡大していく、35歳を過ぎてくると、自分が好きになる女性たちから自分は眼中に入らない年になったことを痛感するだろう。
かと言って、妥協して好きにもなれないようなBBAと結婚なんてできない・・・30歳超えて売れ残ってる女なんてどうせ・・・。
という八方塞がりの状況のまま、さらにどんどんと年を食ってしまっているのが典型例だ。
このパターンの人は、ギャップに悩みながらも婚活や出会いにはわりと動こうとする行動力はあり、結婚できない理由はひとえに需要と供給がマッチしていない=つまり自分と不相応な人ばかりを探していることが原因だ。
なので、意識を改革して自分と相応の相手を求めるようにすれば結婚できる確率は急激に上がるだろう。自分と同年代で未婚の女性は確かに何かあるかもしれないが、結婚歴のあるバツイチの女性は探せば魅力的な人は全然いるので諦めてはいけない。
例えば、35歳以上の人はシングルマザーや再婚者が多いマッチングアプリ「マリッシュ」なんか使ってみると、想像以上にキレイな再婚女性が少なくないのがわかるだろう。
3. 出会いがあまりにもない
社会人は出会いがない。なんて言うが、その出会いのなさレベルは30代になるとさらに加速してくる。
まず職場の風景が変わらなくなってくる。今さら転職する気力もなく、毎日同じ職場で同じ人たちと顔を合わせる日々が無限に続くのだ。
さらに、職場で顔を合わせる数少ない女性陣も、自分の手が届きそうな年齢の女性はもうみんな誰かの人妻になっている。女性の独身率がどんどん下がっていくのだ。まだ結婚率の低い20代の女子社員に手を出そうものならセクハラのリスクに晒される。
30代も半ばになってくると、もう合コンするような年でもない。
そうなってくると、「自然な出会い」というのは限りなく少なくなってくるのだ。
となると、女性と出会うには結婚相談所を使わざるを得ないと考えるのだが、
結婚相談所はそれなりのお金がかかるほか、本当に「最後の手段を使うしかない」という人たちが集まっている婚活難民の終着点だ。
なので、個人的にはいきなりガチの結婚相談所(最後の手段)に手を出すより、まずはもう少し裾野が広く低コストで始められる街コンやマッチングアプリなどから手を出してみるのが良い。
一番手っ取り早く出会えるのが街コンである。
今は街コンにも色々な「テーマ型街コン」が色々合って、例えば私が利用していた
街コンジャパン
漫画・アニメ好きの街コン
水族館好きの街コン
ボードゲーム好きの街コン
ボルダリング好きの街コン
日本酒飲み比べの街コン
こんな感じで同じ趣味の人が集まる街コンや、
- 正社員限定の街コン
- 公務員限定の街コン
- 20代限定の街コン
- アラフォー限定の街コン
などなど、属性に特化した街コンも色々とあるので、自分が最もいきやすい街コンを選んでみると良い。
街コンはマッチングアプリのように「会うまでが大変」という過程がないので、出会いの数を広げるには最も効率が良いのでおすすめ。
公式サイト
街コンジャパン
参考記事:【男女比やばい】オタク街コン(アニメコン)で惨敗した感想レポ|アニメオタクには良い出会い場
あるいは街コンのような複数が集まる出会いよりも1on1の出会いがいい人はマッチングアプリが最適である。
マッチングアプリにも色々とテイストの違いがあって、
アラフォー以上で結婚本気度が高いなら定番の「ゼクシィ縁結び
マッチングアプリで一番ユーザー数が多い「
Pairs(ペアーズ)
【最悪な末路】”無敵の人”の7割が交友関係なし
30代半ばくらいで「結婚なんかしなくても全然快適だけど?」と余裕ぶっている男は多々みるが、同じことを40代50代の独身男性が言ってるのはほとんど見たことがない。
それは、独身の孤独や寂しさは40代を超えてからが本当の地獄なのだろう・・・。
40代超えで独身・友達なし・低収入という役満状態になると、最悪の末路として「無敵の人」になる可能性すらある。
無敵の人とは、失うものが何もない人のことを指す。失うものがないゆえ何だってできる「無敵状態」であり、そうした人間が秋葉原の連続殺傷事件や京アニ放火事件のような凶悪事件を起こすケースが見られ社会問題にもなっている。
つい最近も「俺の人生がこんなクソなのに、幸せそうなツラしてる奴らが許せない」という理由で、電車内の乗客を殺害しようとした凶悪犯も逮捕された。
法務省の調査によると、
こうした無差別殺傷犯の7割が交友関係なし、8割が収入10万円以下だそうだ。
【絶望】法務省「ジョーカー52人を調べたら交友関係ほぼなしが7割、収入なしか10万以下が8割でした」
もちろん、事件を起こすに至るまでエスカレートする人間なんて極端な例ではある。
しかし、近年「弱者男性」として括るられる「孤独」「非モテ」「低収入」な中年男性は多かれ少なかれ、社会に大してヤケクソに八つ当たりしたい「衝動のタネ」を内に抱えている。
弱者男性をどう救うべきか? という問題は非常に難しい。
少なくとも社会制度で救うのは根本的には不可能だろう。男女が愛し合う・惹かれ合うというのは社会システムではなく、動物らしい「感情」の問題だからだ。価値観そのものが変わらない限り、女性が「非モテ」「低収入」の中年男性に惹かれることはない。
それこそ、現代の自由恋愛主義をやめて、一昔前までの「お見合い結婚」という風習を復活させるしかない。お見合い結婚こそ、弱者男性を救う仕組みだったのだ。
先日も内閣府の調査で、20代独身男性の4割がデート経験なしというデータが出て世間を賑わせた。日本人男性の生涯未婚率は今後もどんどん上昇していくのだろう。